この記事でTCA9548AというマルチプレクサにSHT31という温度湿度系を繋ぐ検討をした時に、作成した電源の回路を残しておこうと思い立ちこの記事を作成しました。
事の発端
TCA9548Aは5V入力で、SHT31は3.3V入力でRaspberryPiのPIN1が3.3V、PIN2が5Vだったのでそこからとって回路を作っていたのですがどうもSHT31のアドレス0x44/45は見えるのですが値が取れない状況で、SHT31の電圧を測ると2Vにまで下がっており、これはRaspberryPiの出力不足だろうという事で、別電源による供給を考えました。
抵抗分圧
初めは、抵抗分離による5V→3.3Vの降圧を検討して(手近に部品があったので…)以下のような回路を作ってみたのですが…

1段目で3V、2段目で1.5Vと何も繋がない状態であればちゃんと電圧が得られてたのですが、回路を繋いだとたん電圧降下が…前段の抵抗値が小さくて後段の抵抗を足した時の事を考慮できてなかったという…お恥ずかしい。前段を2MΩと3MΩ程度にすれば後段のkΩが影響しない位になってたかも。とはいえ、結局電流がほぼ流れない状態になるので使えない。
電圧降下レギュレータ
そこでAMS1117-3.3という物があったので早速購入!
以下のような回路を作成した所、マルチプレクサと温度湿度計の回路でもうまく動作できましたとさ。

あとがき
最近になって電子回路とかRaspberryPiやArduinoなどに興味を持つようになって少しずつ勉強を始めたのですが、なんでもそうですが定石みたいなのがあってそれを理解して応用していくという事の繰り返しだったり積み重ねで出来ることが広がっていくんだろうなと思うと、もう少し若い時からやっていればと…
何が辛いってまず老眼でメガネを外さないと手元が見えないので半田ごての時はメガネ外して、画面の回路図を見る時はメガネをしてと、そして記憶力の衰えでその繰り返し頻度が高くてもう効率悪くって仕方がない(笑
このアナログとデジタルを繋ぐ楽しさ溢れる世界にどっぷりとはまって、誰かの何かに役立つものが生まれればいいな
